フォルクスワーゲンの幻の超高級車「フェートン」の歴史と魅力に迫る！

フェートンは、当時フォルクスワーゲンの取締役会会長を務めていたフェルディナント・ピエヒによる高級車路線戦略化の一環として開発されました。

2002年3月に開催された第72回ジュネーブショーで発表後、翌年5月からヨーロッパ諸国で販売が開始されました。

レクサス、BMW7やアウディA8などのラグジュアリーで快適な高級車に対抗するために開発されたと言われています。

フェートンに搭載される「W型12気筒エンジン」は非常に複雑な構造です。

東京モーターショーで、参考出品されたフォルクスワーゲン・W12クーペコンセプトに搭載されていた「W型12気筒エンジン」をベースに開発された「6.0リットルW型12気筒エンジン」は構造は左右それぞれ72°のバンク角で組み合わされている「シリンダーブロック」に、左右の片バンクに狭狭角15°のVブロックを持っています。

駆動方式はフルタイム4WDが採用されていました。

「4ゾーン・クリマトロニック」と呼ばれるフルオートエアコンやヘッドライトの配光を変化させる「ダイナミックライトアシスト」などが装備されています。

安全装備は

「EBD&ブレーキアシスト付ABS、ESP(横滑り防止装置)」

「トラクションコントロール、EDS(エレクトリック・デファレンシャルロック・システム)」「EBC(エンジン：ブレーキ・コントロール)」などが採用されています。

またフラッグシップモデルに相応しくフェートンにはエアサスペンションが装備されています。