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BMW i3のバッテリーについて調べてみようか!
- BMW i3のバッテリーの劣化はどれくらいから始まる?
- もしもBMW i3のバッテリーを交換するとしたら費用は?
- バッテリーの劣化を早める原因は?
- 長持ちさせる方法はある?
最近ますます注目度が上がってきている電気自動車。
電気自動車に興味はあるものの、不安要素もあるのでは?
この記事ではBMW i3のEVバッテリーの劣化について調査しています。
電気自動車のバッテリーに対する不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
タップできる【目次】
BMW i3とは?
BMW i3は、ドイツの自動車メーカーBMWが製造・販売している電気自動車。
電気自動車ブランド「BMW i」の一環として発売された、BMW初の電気自動車です。
「BMW i」は、車の生産から廃棄まで一貫したカーボンニュートラルを達成するというもの。
BMW i3を製造する工場は、水力発電や風力発電などの再生可能エネルギーで稼働。
車の内装材にはケナフやユーカリウッド、ペットボトルなど再生可能な素材を使用しています。
そのおかげでBMW i3のリサイクル率は、なんと驚異の95%!
さらにBMW i3で使用済みとなったEVバッテリーは、生産工場で電力の一部として再利用されています。
電気自動車の動力源として生まれ、生産工場のエネルギーとして生涯を全うするEVバッテリー。
そんなBMW i3のEVバッテリーの性能はいかほどでしょうか?
BMW i3のバッテリー性能は?
BMW i3のEVバッテリーは発売当初からすこしづつ総電力量を増やしています。
発売当初は22Kwhだったものの、2016年に33Kwhに容量アップ。
最新モデルは42.2Kwhへと拡大されています。
BMW i3のバッテリー性能は下記のとおりです。
BMW i3 | 日産リーフ | |
総電力量 | 42.2Kwh | 40Kwh |
一充電走行距離(WLTCモード) | 360㎞ | 322㎞ |
交流電流消費率(WLTCモード) | 127Wh/㎞ | 155Wh/㎞ |
ボディサイズ・バッテリー容量がほぼ同じ日産リーフと比べると、交流電量の消費が少なく航続距離が長いのがわかりますね。
BMW i3のバッテリーが劣化したら?
もしもBMW i3のEVバッテリーが劣化したら修理費用は、なんと300万円!
諸費用込みだと約400万円とも!
新車価格の3分の2くらいになってしまいます。
ただBMW i3のバッテリーは他メーカー同様に保証があります。
保証期間は、8年もしくは10万km。
他メーカーとも比較してみましょう。
メーカー | 保証期間 |
日産自動車 | 8年もしくは16万㎞ |
三菱自動車(i-MiEV) | 8年もしくは16万㎞ |
TESLA(MODEL S) | 8年もしくは24万㎞ |
Mersedes-Benz | 8年もしくは10万㎞ |
BMW i3 | 8年もしくは10万㎞ |
保証期間内ならバッテリーが劣化しても安心ですね。
多くのメーカーが保証期間を8年にしています。
8年でバッテリーが劣化することはないからでしょう。
逆に8年・10万kmくらいから、バッテリーは劣化していくと言えるのかもしれません。
バッテリーが劣化していくことは避けられませんが、バッテリー保障があるのは大きなアドバンテージですね。
そうなんだよ。
そもそもバッテリーが劣化する原因がわかれば対策もできるよね。
たしかに!
バッテリーが劣化する原因を教えてよ、ここあちゃん!
EVバッテリーが劣化する3つの原因
そもそもEVバッテリーが劣化する原因は何なのでしょうか?
EVバッテリーが劣化する大きな原因を3つ取り上げました。
原因として考えられるのは下記の3つ。
- 急速充電の常用
- 高温になる状況での使用
- 過放電と過充電
上記3つをそれぞれ見ていきましょう。
①急速充電の常用
EVバッテリーが劣化しやすい原因として急速充電の常用があげられます。
急速充電は多くの電気を無理矢理バッテリーに押し込んでいるようなもの。
バッテリーには負担がかかり「電析」といった現象が発生し劣化を促進します。
「電析」は充電スピードが速く低温のときに発生しやすく、急激に性能低下を引き起こします。
メーカーもバッテリーの劣化を抑える対策を講じているので神経質になる必要はありませんが、BMW i3を長く乗り続けるなら急速充電は控えた方がいいでしょう。
②高温になる状況での使用
リチウムイオンバッテリーにとって最も過酷な使用条件は高温下での使用。
バッテリーは高温になると劣化につながる化学反応が活発になります。
急速充電や長時間の高速走行などはバッテリーの温度が上昇。
「長距離ドライブで高速道路を走行し、サービスエリアなどで急速充電する」
避けられないシチュエーションではありますが、バッテリーは劣化しているかも?
③過放電と過充電
リチウムイオンバッテリーは使用していなくても放電しています。
たとえ0%になったとしても、バッテリーの中で放電は止まらず「過放電」の状態に。
「過放電」になると電極や電解質を溶かすため、バッテリーはどんどん劣化。
そして「過放電」とは逆に、満充電まで充電した後も充電を続けると「過充電」となります。
「過充電」でバッテリーが劣化するのは、許容量以上にリチウムイオンを放出してしまうから。
「過放電」も「過充電」もバッテリーにとっては劣悪な状態ということになります。
- 急速充電の常用
- 高温になる状況での使用
- 過放電と過充電
EVバッテリーを長持ちさせる3つのコツ
EVバッテリーが劣化する原因がわかれば長持ちさせるコツがわかるというもの。
劣化する原因を踏まえて、バッテリーが長持ちするコツを3つ紹介していきます。
EVバッテリーを長持ちさせる3つのコツは下記のとおり。
- 急速充電を使い過ぎない
- バッテリーが高温にならないようにする
- 20~80%の範囲で充放電を行う
それぞれ見ていきましょう。
①急速充電を使い過ぎない
急速充電は、バッテリーに負荷がかかり温度も上がり劣化を促進します。
なるべく普通充電でバッテリーに負荷をかけないようにするのが、バッテリーの劣化を遅らせることになります。
しかし、完全に普通充電だけにするのは不可能かもしれません。
急速充電するなら、なるべく短時間で済ませるのも1つの方法でしょう。
もし勤務先に充電器が設置してあれば、勤務中にじっくり普通充電しておくのもいいよね!
②バッテリーが高温にならないようにする
EVバッテリーの大敵は高温下での使用。
急速充電や長時間の高速走行はバッテリーにとって過酷な状況。
緊急時や高速道路走行時の急速充電はやむを得ないこともあるでしょう。
ただ、バッテリーの温度管理は各メーカーも取り組んでいます。
特に意識をしていなくても車がバッテリー温度を管理して制御しています。
ただし、急発進や急加速を繰り返すことでバッテリーは高温になることもあり得ます。
急発進や急加速を控えるのはドライバーの運転次第。
法定速度を守りふんわりアクセルがバッテリーの長持ちにもつながります。
③20~80%の範囲で充放電を行う
リチウムイオンバッテリーは、0%まで使い切って100%まで充電するといった使い方は劣化が早まります。
充電が20~30%になったら、80%くらいまで充電する。
バッテリー容量の20~80%くらいで使うのがベストとされています。
「0%まで使い切ってから100%まで充電しないとバッテリーが劣化する」は、ニッケル水素電池やニッカド電池の「メモリー効果」があるから。
リチウムイオンバッテリーに「メモリー効果」は当てはまりません。
ですからバッテリー容量の20~80%の間で使用するのが、リチウムイオンバッテリーの特性を生かすことになります。
- 急速充電を使い過ぎない
- バッテリーが高温にならないようにする
- 20~80%の範囲で充放電を行う
BMW i3がバッテリーの劣化に強い3つの理由
BMW i3はバッテリーの消費を抑え航続距離を延ばすための技術がちりばめられています。
バッテリーの消費を抑えることはバッテリーの劣化を抑えることにもつながります。
BMW i3がバッテリーの劣化に強い理由は3つ。
- 車両の軽量化
- ヒートポンプシステム
- バッテリーの温度管理
それぞれを見ていきましょう。
①車両の軽量化
BMW i3はバッテリー性能をフルに引き出すために徹底して車を軽量化しています。
なかでも軽量化に貢献しているのは世界初の量産カーボンボディ。
フレーム部分はアルミを採用する徹底ぶり。
内装の素材には再生材を使用して軽量化にも貢献しています。
徹底した軽量化のおかげで車両重量は1,320㎏。
軽量化は走る楽しさ、走行性能にも影響しています。
②ヒートポンプシステム
バッテリーの消費が多くなるのは冬の寒さ。
冬はヒーターを使用しますが、ヒーターは電気の消費量が増えます。
ヒーターに使う電力を抑えることができればバッテリーの消費を抑えられます。
そこで採用されているのがヒートポンプシステム。
ヒートポンプシステムは、熱交換器で外気を取り入れて暖かい空気を室内に循環させています。
つまりバッテリーを極力使わずに外気の熱を使って暖めることができます。
③バッテリーの温度管理
BMW i3のEVバッテリーの最適動作温度は約20℃。
My BMWアプリでは運転前にバッテリーを適正動作温度に設定することができます。
繰り返しになりますが、バッテリーは温度管理が命。
暑さ寒さに弱いEVバッテリーをいつも快適な状態にしておくと、負担も少なく長持ちするでしょう。
- 車両重量の軽量化
- ヒートポンプシステム
- バッテリーの温度管理
BMW i3 バッテリー 劣化 まとめ
- BMW i3はドイツの自動車メーカーBMWが製造販売しているBMW初の電気自動車
- BMW i3のバッテリーは、8年もしくは10万㎞まで保証期間がある
- EVバッテリーが劣化する原因は、①急速充電の常用②高温になる状況での使用③過放電と過充電
- EVバッテリーを長持ちさせるコツは、①急速充電を使いすぎない②バッテリーが高温にならないようにする③20~80%の範囲で充放電を行う
- BMW i3のEVバッテリーが劣化に強いワケは、①車両の軽量化②ヒートポンプシステム③バッテリーの温度管理
すこし不安は消えた?
そうだね、BMW i3のバッテリー交換は400万円とかだしね!
保証期間だったら安心して乗ってられるよね。
バッテリー交換が400万円だったら買い替えたほうがいいよね。
保証期間内に買い替えるのもアリだと思うけど ♪
自分のライフスタイルに合わせて選ぶといいね ♪
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