高級感はどこへ？クラウンクロスオーバーの内装色に賛否両論！

「クラウン」と聞けば、多くの人が“日本の高級セダン”を思い浮かべるのではないでしょうか。

そのクラウンが、SUVのテイストを取り入れた新スタイルで登場したのが「クラウンクロスオーバー」

その洗練されたデザインは高く評価されており、新世代クラウンの象徴として注目を浴びています。

しかし一方で、実際に車内に乗り込んでみた人たちからは

「思ったより内装が安っぽい」

という声も少なからず聞こえてきます。

果たして、その評判の真相とは？

本記事では、クラウンクロスオーバーの内装色に対する評価の実態を深掘りしていきます。

クラウンクロスオーバーの外観は高級、でも内装が“チープ”？ ユーザーの声

SNSやレビューサイトを見ていると、内装に対する不満の声がちらほら見受けられます。

とくに目立つのは、次のような感想です。

• 「内装の色が薄くて、なんだか安っぽく見える」

• 「クラウンに期待してた高級感が、室内では感じられなかった」

• 「ダッシュボードの質感が価格に見合っていない気がする」

特に物議を醸しているのが、「ライトトープ」と呼ばれる明るめのベージュ系内装色です。

これはクラウンクロスオーバーの標準カラーのひとつで、写真では洗練された印象に映ります。

しかし、実車で見ると「色が浮いて見える」「プラスチック感が目立つ」といった印象を受ける人も多いようです。

なぜ「高級車クラウン」で内装が安っぽく感じられるのか？

では、なぜこのようなギャップが生まれるのでしょうか。背景には、トヨタのグローバル戦略が影響していると考えられます。

クラウンクロスオーバーは、日本国内向けだけでなく、北米や中国などの海外市場も意識して設計された「グローバルモデル」です。

海外では明るい色の内装が人気であり、とくに北米ではライトベージュやホワイト系の内装が「開放感」「清潔感」として好まれます。

そうしたトレンドを取り入れた結果、日本のユーザーからは「軽く見える」「高級感に欠ける」と受け取られてしまっている可能性があります。

また、インパネやドアトリムの素材に関しても、「木目調パネルが少ない」「金属調パーツがプラスチックっぽい」などの声があり、従来のクラウンにあった“重厚感”を期待すると、物足りなさを感じるようです。

クラウンセダンとクラウンクロスオーバーの内装。
クラウンクロスオーバーの内装悲しくなるな。。
木目なし。
アンビエントライトなし。
カップホルダー蓋なし。
クロスオーバーから乗り換える人、いるでしょうね。
クラウンというブランドイメージをぶち壊すのにはこれくらいのことが必要だったのかな pic.twitter.com/bfBK2B1ijM

— まさるmasaruTV 車YouTuber 兼 建築家 関西 関東 MSR (@DD_dai_dai) September 26, 2023

実は高評価も？内装色に肯定的な意見

しかし、すべての評価がネガティブというわけではありません。

実際に購入したオーナーや内装を細かく見たユーザーの中には、以下のような肯定的な意見も多く見られます。

• 「明るい内装色は開放感があって落ち着く」

• 「ブラック内装のモデルは非常に引き締まって見えて高級感がある」

• 「写真で見るよりも実車の質感は良かった」

とくに上位グレードやオプション装備を追加すると、本革シートや加飾パネルの質感が大きく向上します。

「ベースグレードだと物足りないが、装備を充実させることで内装の印象は大きく変わる」との声も多く聞かれました。

つまり、グレードや仕様によって内装の印象はガラッと変わるという点は重要です。あらかじめ試乗車や展示車だけを見て判断すると、実際に手に入れる仕様とのギャップが生まれてしまう可能性があります。

後悔しないために｜購入前に確認すべき3つのポイント

引用：トヨタ公式HPより

クラウンクロスオーバーに限らず、クルマの内装は写真だけで判断するのは危険です。

とくに高級車を選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックすることをおすすめします。

1. 自然光の下で内装色を確認する

ディーラー展示車の照明では色の印象が変わるため、昼間に自然光の下で内装を見るのがベストです。

2. 実際に内装に触れて素材感を確かめる

視覚だけでなく、触感も“高級感”を左右する重要な要素。ドアトリムやダッシュボード、ステアリングなどを手で確認しましょう。

3. グレード・オプションによる違いを比較する

特にクラウンクロスオーバーは、ベースグレードと上位グレードで内装の雰囲気が大きく異なります。カタログだけでなく、実車を複数比べて選ぶことが失敗しないコツです。

まとめ｜内装の印象は選び方で大きく変わる

• クラウンクロスオーバーは高級セダンとSUVの融合モデルで、外観は高評価を得ている。

• 一方で「内装が安っぽい」との声があり、特にライトトープの色合いに対する不満が目立つ。

• ライトトープに色合いに対するギャップの背景には、北米市場を意識した内装色の選定がある。

• ただし、上位グレードやブラック内装では高級感を感じるという肯定的意見も多い。

• 購入前にはご自身の感性で自然光での色確認・素材の触感・グレード比較が重要なポイントとなる。

クラウンクロスオーバーの内装色に対する評価は、まさに賛否両論です。

「期待外れ」と感じる人もいれば、「実際に見ると印象が変わった」と高く評価する人もいます。

実際に自分の目で見てることで、私好みの内装を選べるから大事だよね

「クラウン＝重厚で格式高い」という従来のイメージに縛られすぎず、今のクラウンが提案する“モダンラグジュアリー”をどう捉えるかが問われているのかもしれません。

最終的に大切なのは、「自分の感性で納得できる仕様を選ぶこと」。

後悔しないためにも、購入前には内装をしっかり確認し、自分のライフスタイルに合った一台を選んでください。

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